起床音楽8月4日2385曲目

Philippe Katerine “Nu”

パリオリンピック開会式の「青いおじさん」です! その衝撃的なお姿と裏腹に歌う楽曲のほっこりさがまた印象的でした。ギリシャ神話に出てくる「豊穣とブドウ酒と酩酊」の神様、「ディオニューソス(Dionȳsos)」を模したそうなのです。残念ながら「最後の晩餐」をパロディーにしたとその筋の宗教の方々から批判され謝罪沙汰となってしまいましたが、私は強いインパクトを世界に残したパフォーマンスを絶賛したいと思います。

この楽曲の表題は「ヌー(裸)」です。「みんなが全裸で過ごす世界に戦争はあるだろうか? ノン(Non)」という歌詞で始まります。色々検索しましたが、この楽曲は2024年リリースの新曲ということで間違いないようです。MVも非常にインパクトがあります。演奏する人々も観客も撮影者も全員全裸という不思議な世界です。こんな世界からは絶対に戦争は始まらないと、なんだか深刻に納得してしまいます。

「裸」をキーワードに世界平和のメッセージを込めた歌詞は、まさに新世紀の「Imagine」なのではないかと思います。これからの数十年間、フランスをはじめヨーロッパの国々が何らかの軍事介入に踏み切ることが絶対にないとも言い切れません。そんな時この歌が平和のためのアンセムになって、全裸で平和的なデモを行うのが定番になるなんてことも、あり得るんじゃないかと思います。

ハゲを自虐ネタにするおじさんほぼ昔超イケメンだった説w「フィリップ・カトリーヌ」さんはシンガーソングライター、俳優、映画監督として長く活躍を続けておられますが、フランス国内でも知る人ぞ知るアーティストという方なのだそうです。日本でいうところのKANさんとか小山田圭吾さんとかそういう方でしょうか? あ、1990年代にはカヒミ・カリィさんに楽曲提供されていたそうですよ。ぜひお聴きください。

http://katerine.free.fr/
〈Nu(裸)〉フィリップ・カトリーヌ | トリコロル・パリ : パリとフランスの旅行・観光情報
2024年7月26日、金曜日の19時半についにはじまったパリ2024オリンピック・パラリンピックの開会式。LGBTQやナイトクラブカルチャーをテーマにした後半パートで、青塗り&半裸のディオニュソスに扮したフランス人歌手、フィリップ・カトリー...
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Philippe Katerine - Wikipedia
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