Creepy Nuts “Bling-Bang-Bang-Born”
YouTubeにもたまに登場する「ボカロを聴く少年」長男が誕生日を迎えました。おめでとうございます。今日はお祝いとして、今年を代表する大ヒット曲であり、彼もラップを完コピできるほど大好きな曲、「クリーピーナッツ」の「ブリンバンバンボン」を流します。YouTubeの公式MVは半年で視聴回数2億5千万回に迫る勢いです。日本のビルボードでも年間1位は確実、年末のNHK紅白歌合戦初出場も確実でしょう。
1周回って知らないお話をいたしましょう。「クリーピー」は「奇妙な、不気味な」という意味です。「ナッツ」は「木の実」という本来の意味以外に「クレイジーな奴」とか「タマタマ」なんて意味もあるそうです。メンバーのラッパー「R-指定」さんは大阪府堺市のご出身、DJの「DJ松永」さんは新潟県長岡市のご出身です。日本を代表するお二人のスキルや、今日にいたるまでの輝かしい受賞歴については引用URLをご覧ください。お二人は40年近くにわたって日本のヒップホップをけん引するグループ「RHYMESTER（ライムスター）」に憧れてこの道に進まれたそうです。私はライムスターの大ファンであるので、以前からお二人を知っており、長く応援しておりました。「かつて天才だった俺たちへ」という楽曲がヒットした4年前には、もう紅白歌合戦は確実だろ！と予想に加えていたのですが、なかなか出演ができていませんでした。そのような意味でもこの楽曲のヒットは本当にうれしいのです！
「ブリンバンバンボン」とはどういう意味か？私はスキャット（意味ない音をならべて歌ったもの、有名なのは由紀さおりさん）とばかり思ってましたが、「Blingbling」はスラングで「きらきらする宝石」みたいな意味があるらしく、歌詞にある通り「超BADな呪い」を表現しているのですね。見事に踏まれた音韻のヴァース（歌詞）にもしっかり背景や意味を織り込んでいかれます。これがあるからライムスター・クリーピーナッツが好きなんです！
MVに示す通りもともとこの楽曲はアニメ「マッシュル-MASHLE-」の主題歌でした。魔法学校に入学する生徒「マッシュ」が主人公であり、かなり「ハリーポッター」への敬意とオマージュが効いているようです。MVのサビの部分がTikTokとかのSNSで世界中で模倣されたのが大ブレイクの始まりだったんですよね。世界中に「Creepy Nuts」の名がとどろいたことを、本当に嬉しく思っております！
長男はまもなく10月7日～9日、「長崎くんち・銀屋町鯱太鼓」に出演します。担ぎものの山飾（だし）に乗り、宙を舞います。これまで4か月間、ほぼ毎日練習を重ねて頑張ってまいりました。彼のハレの舞台をぜひご覧いただければと存じます！
