The Beatles “Free As A Bird”
時折誕生日の話題で選曲する起床音楽が、年に一度だけ命日にこだわって選曲する日があります。それが今日です。1980年12月8日、20世紀を代表する音楽家である「ジョン・レノン」が亡くなってから41年を迎えました。享年40歳、私ももうすぐその年齢を迎え、ジョンレノンさんよりも長く生きるということになりそうですが、この方が過ごされてきた激動の人生と、幾多の素晴らしい楽曲を拝聴するたびに、それに比した自分の人生の浅はかさを感じるものです。
昨年は没後40年ということで、代表曲の「Imagine」を選曲しました。今年は彼の所属した「ビートルズ」の楽曲を選ばせていただきました。1995年リリース、オノ・ヨーコさんより未発表であった楽曲のデモテープを受け取ったうえで、困難を極めながらも当時の技術と工夫でヴォーカルを抽出されたそうです。洋楽と言えばビートルズしか分からなかった当時中学3年生だった私もこの曲には感動いたしました。
昨年詳しく書いたのでご参照いただきたいのですが、今日は太平洋戦争の「開戦記念日」として、1941年の開戦から80年を迎えることを祝賀したり、称賛したりする話題を目にすることと思います。私はそれを支持いたしません。当時の国家間の様々な背景があったとしても、ハワイ・パールハーバー(真珠湾)を奇襲し、2500人近い犠牲者を出し、「リメンバーパールハーバー」という掛け声を代表的に憎しみの連鎖を始めるきっかけとなった事態です。これは追悼することではあっても、賞賛したり美化したりすることにはけしてなりません。何よりも、米国の方々にとっての開戦日は、日付変更線をまたぎ「12月7日」なのです。これからもジョンレノンさんの楽曲とともに、今日という日に対しての警鐘を鳴らし続けたいと考えます。