尾藤イサオ 内田裕也 “The House of the Rising Sun”
日本のロックシンガーの生ける伝説、内田裕也さんが亡くなりました。「生ける伝説」とは言ってみましたが、これまで内田さんの音楽をしっかり聴いたことはなかったので、今回勉強させていただきました。内田さんは1950年代のエルヴィス・プレスリー(Elvis Aron Presley)らを代表とする音楽、「ロカビリー(Rock-A-Billy)」の歌手としてデビューし、主に洋楽のロックミュージックのカバーを作品としてリリースされていたんですね。
もちろん日本でのオリジナルソングも制作していました。同名映画の主題歌となった「コミック雑誌なんかいらない」は、「パンタ」さんという方が作った、内田さんの代表的なオリジナルソングのようです。
さて、今日は数々の曲の中から、内田さんのヴォイスが一番かっこいいと思ったこの曲を選ばせていただきました。この曲も内田さんの代表曲で、内田さんは2018年の末まで歌い続けていたそうです。
邦題で「朝日のあたる家」とか「朝日楼」とか呼ばれるこの歌は、「トラディショナル・フォークソング」と言われます。作者は不詳、アメリカで19世紀にはこの曲の原型がすでに歌い継がれていたのではないかと考えられているそうです。
1930年ごろよりレコードへの録音が行われるようになり、以後数多くの歌手がカバーしていますが、最大のセールスをあげたのはアニマルズ(The Animals)というバンドだそうです。
また、それ以前にはあのボブ・ディラン(Bob Dylan)がデビューアルバムで歌っていたのですね。
題名とは裏腹に、歌詞は消して明るくはありません。「朝日の家」というのはおそらく売春宿の名前なのではないか、と言うのが有力だそうです。もともと売春婦の悲哀を歌ったものをアニマルズがリリースする際に、男性を主人公とするように改変したそうです。
少しエピソードは刺々しいですが、今日あえてこの曲を起床音楽にしましたのも、まさに内田裕也さんのヴォイスに感動したからです。内田さんのシャウトはスキルもさることながら、そのソウルで多くの人々を魅了したことがよく分かりました。YouTubeには都知事選に出馬された時の政見放送をはじめ、関連する動画がたくさんあります。ぜひこの機会にご覧になってはいかがでしょうか?
今日も長くなってしまいましたが、最後まで読んでくださり、誠にありがとうございますm(__)m