起床音楽9月26日1381曲目

Hilcrhyme “春夏秋冬”

1か月のお休みをとった起床音楽は今日から再開いたします。これからも長く続けてまいりますので、どうぞご愛顧のほどよろしくお願い申し上げます。

1381曲目となる今日は、先月亡くなった母が長く好きでいつも聴いていた曲、「ヒルクライム」です。リリースが2009年ですから、気付いたらもう12年も前の曲ですね。懐かしいです。

いまだ肉親を亡くした悲しみは癒えません。いつしか宇多田ヒカルさんがNHKの番組で「あらゆる事象に母が見えてしまった時期があった」と話していましたが、まさにそれです。宇多田さんのような突然の別れではなかったとしても、自分の周りで何かいいことがあればそれを共有できないことを残念に思うし、悪いことが起こればあなたならどう考えるだろうといつも思います。もうしばらくこのような状況が続きそうです。しかし、生前私のブログの投稿や年賀状の作成、ユーチューバーの活動を支持し応援してくださっていましたから、いつまでも休んでいる訳にはいかないとも思いました。持続する悲しみは様々な意欲を低下させたり、ふと泣きたくなる感情を彷彿させますが、少しずつこれを乗り越えて行きたいと思います。

もうすぐ4周年を迎える起床音楽ですが、4年前に始めた当初からは大きくその目的を変えてきたように思います。高校生の頃に現役の「起床音楽係」だったころ音楽に対する無知がゆえに、その選曲を聴く後輩たちからバッシングを受けたトラウマがブログでの起床音楽再開の原動力となりました。

しかしその後、電気グルーヴ、RIZE、沢尻エリカさん、槇原敬之さん、コブクロ、そしてオリンピック関連での小山田圭吾さん、小林賢太郎さんと、様々なスキャンダルでその個人だけでなく作品の芸術性を否定する世論を目にし、私は真っ向から立ち向かって擁護に努めてまいりました。4年経って私はますます音楽を作る方々、音楽家への尊敬を深めてゆくことになったわけですが、振り返ってみると、高校生の起床音楽係だったあの日も「無名でメジャーかインディーズか分からないようなJ-POPを流すな!知らねえよ!」 などとバッシングを受けた楽曲たちがあった訳です。それだって、そのバッシングを受け止めたしまった私はその楽曲に対して不敬(ディスリスペクト)を示していたに違いないのです。当時選曲し放送したその楽曲とそれを作った方々に対して申し訳ないと考えるようになりました。今後当時の記憶を掘り起こし、その楽曲を今の起床音楽で採用して謝罪し名誉を挽回したいと考えております。

起床音楽を始めてから4年、当初の目的であった「17歳の私」を今の私の選曲センスでぎゃふんと言わしながら救済する「トラウマケア」としての作業は終わりに近づきつつあるように思います。しかし、まだまだ起床音楽を終える気はありません。せめてこのブログが毎日1000人くらいの方に観てもらえるほど有名になって、もしくは現在高校の寮で務めている現役の起床音楽係が私のブログに気づきコミュニケーションをとるようになるかでしょうね。どちらかはきっと叶うでしょうw それまでは「音楽の勉強を続けるある中年医師のブログ」として、まずは2000曲、できれば(計算上母より長生きすることになりますが)10000曲達成を目指し継続したいと思います。

ご存知の方も多いと思いますが、ヒルクライムのメンバーだったDJ「KATSU」さんは結成から長く作曲を担当してきましたが、2018年に大麻所持をきっかけに脱退、今は「TOC」さんのひとりユニットになっています。脱退の理由はほかにもあるのかもしれませんが、もし薬物のこと以外にないのなら、正直脱退するべきではなかったのではないかと思います。いつかお二人での活動再開を期待しております。

Hilcrhyme - Wikipedia
春夏秋冬 (Hilcrhymeの曲) - Wikipedia
Hilcrhyme Official Site
Hilcrhyme(ヒルクライム)はMCの TOCによるソロプロジェクト。
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