中ノ森文子 “さよなら遊園地”
私が長崎で生活するようになった中学生時代から、子供を連れた今に至るまで何度も何度も遊んだ長崎浜屋の屋上遊園地が運営を終了することとなりました。本当に残念でさみしいです。今日は私、ゴールデンウイーク中唯一のお休みの日でして、出来れば開店から伺って、名残惜しいすべての遊具を遊びたいと思っております。もちろん後日YouTubeに投稿もできたらと考えています。
6年以上前の2017年大晦日、北九州にあった大規模な遊園地「スペースワールド」が営業を終了しました。私は18歳の時、21世紀(2001年)の始まりのカウントダウンをこの地にあったスペースシャトルの前で迎えました。伺ったのは数える程度ではありますが、「タイタン」や「ヴィーナス」などの絶叫系アトラクションの楽しみを今でも覚えています。この曲は当時スペースワールドとのお別れを象徴する歌として、福岡のテレビCMでよく聴いていました。
私が起床音楽を始めたのが同年の11月1日、まだ100曲もいかない状況でしたし、YouTubeにもアップロードされておらず、当時この曲を流そうとは考えませんでした。しかし、当たり前のように存在した遊園地がなくなってしまう今日の寂しい気持ちに、この楽曲があまりにも合致しているため、本日の選曲とさせていただきます。
先日訪れた兵庫県の姫路市には「姫路セントラルパーク」という遊園地があり、実は2022年にかつてスペースワールドの代表的なジェットコースターであった「ヴィーナス」が設置されたそうです。「スペースワールドのDNAは姫路セントラルパークで永遠に受け継がれていくことになった」と仰っていますが、まさにそうですと本当にうれしい気持ちになります。長崎浜屋屋上の歴史的に貴重でもある遊具が、これからもできる限り保存され、文化的価値を保ち続けられるようにしていただきたいと願います。
中ノ森文子さんは、福岡・田川のご出身です。「中ノ森BAND」のメンバーとして活動後、現在までシンガーソングライターとしてご活躍です。ぜひお聴きください。