globe “FACES PLACES”
最近「思春期のトラウマケアブログ」から「素人おじさんの音楽知識育成型ブログ」に変わりつつある起床音楽ですが、今日は本当に思い入れの深い曲を流したいと思います。小室哲哉さんご本人が所属するグループであり、当時の「小室フィーバー」の中でも最大のセールスを誇った伝説的音楽ユニット「グローブ」の代表曲のひとつ「フェイセズ・プレイセズ」です。この曲は今から24年前、1997年の今日3月5日にシングルで先行リリースされました。そしてその後発売された同名のアルバムは320万枚以上を売り上げました。ジャケットのかっこ良さも特徴的ですが、その内容はかなり暗澹とした漆黒のロックです。小室さんがデモテープを作っていた頃に「カート・コバーン」が亡くなったことから、「ニルヴァーナ」を意識した、なんとなく落ち着かない雰囲気を目指していたそうです。そんなこと、もちろん今回初めて知りました。
このアルバムの表題曲であるこの曲ですが、多くの解説者の方々が述べている通りに、ギターでコードをストロークしてみて本当にびっくりしました! ぜひ皆様も弾いてみてください。ギターで「C-G-Bm-F#m」を弾くのはけして難しいものではないのですが、キーボードではまずありえない流れなのだそうです。この流れで音符を付けると、転調せざるを得なくなります。「C-G」の時はC(ハ長調)「Bm-F#m」の時はD(ニ長調、もしBmだったら間違いを許してm(__)m)になります。この曲が転調しているなんて初めて知りましたよ! あまりにも自然すぎて気付かない、その不思議なメロディーラインを評価する方もいらっしゃるようです。昨年作曲された「Route246」という曲もその工夫があるそうですね。ていうか自分は、今まで如何にマークパンサーさんのラップを上手く口ずさめるかにばかりこだわっていたと反省しきりです。
正直これまで小室さんの書く詩に意味を深く考えることはなかったのですが、この歌詞は小室さん自身の音楽への想いと人生の転機を振り返るものであったのですね。歌詞に出てくる西暦年数がそれぞれ何を意味するのか、2005年になってツイートして告白されたそうです(Wikipediaに記載)。そんなことも初めて知りました! 深いです、深すぎます! ここ1週間ほどの様々なニュースには本当にうんざりもしましたが、そんなことで楽曲の価値が変わることはありません。不変かつ普遍です!
そうか、この曲はあの「脳内ループ」の宝庫、「カメリアダイアモンド・銀座ジュエリーマキ」のCM曲でもありましたね。私の幼少時住んでいた福岡では「マツヤレディース4階」だったと記憶しておりますが、、、すいません、ついにもう情報量多すぎですよねm(__)m
小室哲哉さんの引退会見に衝撃を受けた2018年1月20日に「Feel Like Dance」、マークパンサーさんの長崎でのDJイベントに参加しツーショットを撮った同年7月14日「Here I Am」に続いて、起床音楽では2年半ぶり3曲目のglobeです。今回の件で御三方が再び揃って活動を行うチャンスはますます遠ざかってしまったように思います。本当に残念ですが、それでも応援を続けたいと思いますし、何よりもKEIKOさんがご快復され、またあの力強いシャウトを聴かせていただける日が来ることをお祈りします。
「NCZ MUSIC」今回参考にさせていただきました。ありがとうございますm(__)m