起床音楽6月6日

矢野顕子 “SUPER FOLK SONG”

昨日参加した会合で、坂西伊作さんという方の話題がございました。これまで私はまったく存じ上げなかったのですが、坂西さんは 80~90年代に、日本のミュージックビデオの監督として TMNや岡村靖幸さん、さらには私がこよなく愛する川本真琴さんのMVやライブ映像を数多く手掛けられたそうです。昨夜自宅に戻ってから久々に川本真琴さんのDVDを再生し、そのクレジット表記に「Isac Sakanishi」とあるのを見つけました。「DNA」でフィリピンの田舎で女子たちが喧嘩するのも、「1/2」で屋根の上にのぼらせてギターを弾かせたのも、「桜」で際限なく食べ続ける編集も、みんな坂西さんの手掛けたものであったのかと、深く心を打たれました。それだけ私にはMVの内容が鮮明に記憶に残っています。

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今日は坂西監督が手掛けた映画「SUPER FOLK SONG~ピアノが愛した女。~(1992年)」の主題歌になります。矢野顕子さんが弾き語りのコンセプトアルバムを制作された際、その録音のシーンを撮影する(当時はフィルムですからモーター音がかなりうるさかったはず!)というもので、Youtubeでリマスター版のものを拝見しても、その緊張の場面が伝わってきます。演奏の直後、矢野さんが「I got it!」と思わず口を出す場面は、こちらまで勝手に緊張して安堵してしまうような、とっても感情が移入してしまう映像になっています。

Wikipediaやその他ネットを調べてもなかなか情報が見つからないのですが、坂西伊作監督は、今から10年ほど前に51歳の若さで亡くなられています。今回のご縁を大切にして、これから時間をかけてもっと坂西監督の作品に触れたいと思います。

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