宇多田ヒカル “traveling”
「一度流した曲は二度と流さない」、、、厳密なルールで6年半、毎日のようにブログ投稿を続けてきた「起床音楽」は、本日めでたく2300曲目を迎えました。YouTubeチャンネルの収益化も達成し、「ミュージックソムリエ」のライセンス取得にも目処がつき、さあこれからどんな活動を展開してまいろうかと考えている中での節目の日は、何かこれまでに増して特別な感情を抱くものとなっております。ご好評のメッセージ、リアクションをいただいている皆々様に感謝の御礼を申し上げます。
「時刻は〇時〇分を回りました。〇時〇分からおはようございます。あなたの目覚めに音楽のソムリエはいかが!?起床音楽係E539です。どうぞよろしくお願いいたします。」「これからも不定期ではございますが、編集動画にライブ配信など様々なコンテンツをお届けして、皆様に少しでも喜んでいただけるよう頑張ってまいります。よろしければチャンネル登録、高評価のほどお願い申し上げます。」
私の中にはこのセリフがテンプレートとして出来上がっていて、ライブ配信においてはとくにこの「口上」を繰り返しています。42歳にもなってこんなキャラクターでネットの世界にブロードキャストしている人生を送ることになるとは想像もしておりませんでした。夢のようです。本当に夢を見続けているようです。夢みたいな現実を生き続けられるのも、家族の理解のおかげです。妻と子供には本当に感謝いたしております。
起床音楽は2300曲を迎えましたが、まだまだ終わりません。現在のところ起床音楽は5000曲まで継続してゆく予定としておりますから、まだ半分も行ってません。今終わってしまったら、あの曲もこの曲も流して無いじゃないかと後悔だらけになってしまいます。明日からも朝の目覚めにふさわしい楽曲を紹介し続けてまいりたく存じます。
ちなみに、私がやっている「起床音楽」とはいったい何なのでしょうか?これについてはイントロダクションの記載をしておりますので、そちらをご覧いただければ幸いです。
さて、今日の起床音楽を、宇多田ヒカルさんの代表曲中の代表曲、「トラベリング」とさせていただきました。今日は本当にこの曲を流せることをうれしく思います。私、宇多田さんのちょうど1個上の1982年生まれでございます。「Automatic」の鮮烈なデビューが、私が高校の寮で「起床音楽係」をやっていた1999年初頭のことでした。そして、この名曲「traveling」が発売されたのは2001年、私は幸いにも大学生になることが出来ていて、当時毎夜毎夜「アホみたいに」合コンばかりしていましたが、カラオケに行くと女の子のだれかが必ずこの曲を歌っていた記憶があります。それから四半世紀の現在まで、宇多田さんはいつも特に我々の世代に寄り添うような歌を作り続けてこられたように思います。
2024年、本曲は「Re-Recording」としてリメイクされました。コカ・コーラの緑茶飲料「綾鷹」のCM曲となりました。アルバム「Science Fiction」に収録されたバージョンでは、イントロで宇多田さんが「イマナニシテル?」と問いかけます。ポケベルやPHS、通信手段の進化と思春期の成長がちょうど重なった私たち昭和末期生まれ世代の忘れられない感覚を見事に表現なさっているように思います。後半には通信障害じゃないかと思えるような多重音が入ってたりもします。本当にアラフォーの我々にはたまらないリメイクになっているのです。
現在のブログ版「起床音楽」がこの楽曲を紹介できるのは、後にも先にも、今日一日だけです。誰もが聞いたことある曲だと思いますが、改めてこの曲を聴いて今日の午後、つまりは「金曜の午後」が、仕事もはかどって素晴らしい時間になることをお祈り申し上げます。是非お聴きください。