精神科医師、公認心理師、元いじめられっ子の起床音楽係E539と申します。
夏休みが終わり2学期が始まります。学校でいじめにあい、もう学校に行きたくないと思うあなたへお願いがあります。
学校に行かないでください。逃げてください。
いじめは犯罪です。加害者のいる所に行ってまたいじめの被害にあう必要はありません。
逃げることは負けではありません。学校に行かず、家、もしくは安全を保てる場所にいて、信頼できるまわりの大人の助けを得てください。
最も大切なのは、あなたが健康で安全に生き続けていること、
Survive、生き残っているということです。
生き残るためだけにあらゆる方法を考えてください。生き残っていれば将来、あなたはより良く生きてゆくための知識と技能を身に着け、いじめていた人間たちを見返すほどの成果を産み出すことが出来ます。
今は「なぜいじめている奴らが学校に行けて」と不満もあるでしょう。しかし、生き残っていれば必ず「なぜあいつが」といじめていた人たちが後悔し不満を漏らす日がやってきます。知識や技能を身に着ける努力は数か月先、数年先から始めれば良いのです。
今は逃げてください。学校に行かないでください。生き残ってください。 この動画をご覧いただいた皆様のご健康とご安全をお祈りいたします。
夏休みが終わるこの時期は子供の自殺が多くなる時期として知られています。
「また学校に行くくらいなら死んだほうがまし」、、、今追い詰められている子どもたちが悲しい最悪の結末を選択することが無いよう、逃げるという選択肢があることを伝えたい想いからこの動画を作成いたしました。
学校に行きたくない理由がいじめとは限りません、また「逃げる」ということが根本的な解決になるわけではないことももちろん承知しております。しかし、今この瞬間に追い込まれている状況にあるお子様・親御様に、緊急避難として「学校に行かない」選択肢があり、その選択をして良いのだということを伝えたいです。
私自身、子供のころ数々のいじめにあってまいりました。特に中学校の寮生のころには何度も死にたいと考えました。私は死に場所を探そうと実家に外泊中に家出し、2日間失踪しました。両親には本当に迷惑をかけ、結果的にその後1か月間休学することとなりましたが、その間当時の担任の先生ら周囲の大人たちが、問題の解決のために尽力してくださいました。今でも感謝しています。
私が失踪した当時にリリースされ、主に米国でヒットしていたのが、BGMで流れている「ベンフォールズファイブ」の楽曲です。私がこの曲を知るのはもう少し後のことですが、一流のミュージシャンとなっていじめていたやつらを見返す痛快な歌詞は、本当にその後の自分の人生と重なるものがあります。私自身で和訳しておりますので、ぜひフルバージョンの動画もご覧いただければと存じます。
当ブログでは、いじめについて語ったほかの記事もございますので、こちらもぜひご覧いただければ幸いです。